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実証プロジェクトについて

  • 実証試験の内容を教えて下さい。

    苫小牧での実証試験は、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称NEDO)の委託事業です。
    本実証試験では、製油所の水素製造装置から発生するCO2含有ガスから、年間約10万トン規模でCO2を分離・回収します。分離・回収したCO2の圧力を上げ、陸上から海底下に向けて斜めに掘られた2本の圧入井それぞれを通して、2つの地層(萌別層、滝ノ上層)に入れて、CO2を閉じ込める試験を行いました。
    また、閉じ込めたCO2が、地層や海洋に影響しないことをモニタリング(監視)しています。
    なお、分離・回収、圧入の設備能力は年間20万トン相当(600トン/日)です。

  • なぜ苫小牧市に決定したのでしょうか。
    本プロジェクトは、CCS技術を確立するために国が進めてきた一連の事業を受けたもので、初期の調査段階を経て、本実証プロジェクトが行われています。
    さまざまな実地調査と検討によって全国115カ所の候補地点から絞り込みが行われ、実証試験の早期開始に最も適した候補地点の1つとして苫小牧地点が選定されました。苫小牧地点は事前の調査・検討が完了し、国の検討会で実証試験に適しているとの評価が得られ、2012年2月、北海道苫小牧市での実施が決定されました。
  • 苫小牧での実証試験の目的と課題は何でしょうか。
    2020年頃のCCS技術の実用化を目指し、実用化に対応できる技術レベルで安全にCCSが実施できることを実証します。
    また、分離・回収から貯留までの各要素技術は、すでにそれぞれの分野で確立されていますが、それらを統合した一貫システムとして機能することを実証します。
    さらに、モニタリングによって地層内のCO2の分布状況などを把握するとともに、収集したデータに基づいて、CO2の閉じ込めが安全に安定して行えることを検証します。
  • 苫小牧にはどの程度、CO2を圧入できるのでしょうか。
    これまでの結果によりますと、苫小牧の地層には、2,600万トンから5,000万トンのCO2を閉じ込めることができると推定されています。