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2022年05月24日

5月23日(月)CO2船舶輸送事業 苫小牧液化CO2受入設備の起工式を行いました。

5月23日(月)北海道苫小牧市真砂町に建設する液化CO受入設備の起工式を執り行いました。

起工式には、市関係者、市議会議長、地域関係者、経済産業省関係者、施工者など約40人が出席し、工事の安全を祈願しました。

この設備は、2021年6月22日に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)より日本CCS調査株式会社(JCCS)、一般財団法人エンジニアリング協会(ENAA)、伊藤忠商事株式会社(伊藤忠商事)、日本製鉄株式会社(日本製鉄)の4社共同で受託した「CO船舶輸送に関する研究開発および実証事業」の一環として建設するものです。

関西電力株式会社舞鶴石炭火力発電所で回収されたCOを液化、払い出しを行い、船舶輸送を経て北海道電力株式会社苫小牧発電所敷地内のCO2貯蔵タンクで受け入れるまでの、一貫輸送システムの実証を行います。この事業を通じて、CO2の長距離・大量輸送と低コスト化につながる輸送技術の確立を目指します。本工事は2022年5月から着工し、2024年春からの実証試験の開始を予定しています。

起工式のあと、報道各社の取材を受けた社長の中島は、「この実証試験が、苫小牧市の取り組み(ゼロカーボン シティ)にも生かされていけばよいと思う」と述べました。

また、起工式終了後には、地元のステークホルダーに向けて、事業説明会を行いました。

 

事業の詳細についてはこちら

液化CO₂輸送の実証試験船のイメージ図
(提供:三菱造船株式会社)