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実証プロジェクトについて

  • なぜ北海道苫小牧市に決定したのでしょうか?

    苫小牧市にはCO2排出源としての大規模な工場が存在し、これまでの石油・天然 ガスの調査で地質情報が豊富に存在するという特徴があります。長年にわたる多 くの調査で、長期に安定して安全にCO2の貯留が可能な複数の貯留層の存在が確認されています。苫小牧市での実証プロジェクトにより、全国に分布する帯水層のCCSへの利用が期待されています。

  • 具体的にどのようなリスクがあり、それに対する対 策をどのように考えているのですか?

    CCS事業におけるリスクは、貯留したCO2が将来漏れるのではないかということが考えられます。本実証プロジェクトでは海底下2,400m~3,000mと、1,100~ 1,200mの2つの地層への貯留が予定されていますが、その直上には、厚い遮へい層が存在しており、漏れ出すことはないと判断されています。CO2の貯留状態については、常に観測する体制を整え、安全には万全を期して参ります。

  • 不測のCO2漏出事故に対して、どのような対策がとられるのでしょうか?

    自然地震によりCO2が深さ1,000mを超える貯留層から漏れ出ることに相当する、 地下の石油や天然ガスが地表まで噴出した事例は現在までのところ認められていないことから、漏出の可能性は極めて低いと考えられます。海底に漏出したケースについても各種のシミュレーションを行っています。また、津波などで仮に地上設備が被害を受けたとしても、自動的に緊急遮断できる設備を完備いたします。

  • CO2を圧入するということですが 、どのくらい、何年間圧入するのでしょうか?

    2016年度から2018年度の3年間に、年間約10万トン以上のCO2を圧入する予定です。その後2020年までの2年間は圧入後のモニタリングを実施いたします。

  • 圧入されたCO2はどうなるのでしょうか?

    気候変動に関する政府間パネル(IPCC)のCCS特別報告書(2005)によれば、圧入されたCO2は、そのまま貯留層中にとどまったり、貯留層の地層水に溶け込んでとどまったりして、さらに年数経過にともない、鉱物と反応して沈澱したりする割合が増えることで、安定して貯留層に定着することになる、と記載されています。