日本CCS調査株式会社

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当社は、平成20年7月に開催された洞爺湖サミット前の5月、電力、石油、石油開発、エンジニアリング等、CCS各分野の専門技術を有する大手民間会社が一つにまとまり、国のCCS推進に呼応する形で設立されました。また、当社は世界初の民間CCS技術統合会社であり、その設立が世界に与えたインパクトは大きく、この後の地球温暖化対策を促進することとなっています。日本の技術はその繊細さに特徴があり、それぞれの分野と統合技術において、CCSにとって重要な精査や効率化・最適化に威力が発揮できると考えています。
当社は、これまでに経済産業省等からの委託事業・補助事業として、CCS大規模実証試験の実施に向けて、以下の調査事業を行っています。
〔調査事業の概要〕
大規模実証試験の実施に向けた調査事業として、平成20年度以降、貯留層の地質評価に必要な地質調査や実証試験に必要な設備の検討等を行っています。 平成23年度もこのような調査を継続しており、当社はこれら調査の結果を取りまとめて経済産業省に報告する予定です。
調査対象地点は、北海道苫小牧沖、福島県勿来・いわき沖、福岡県北九州沖であり、各地点において、CO 圧入に必要な各種調査・検討を進めています。各地点における現在の調査の状況は以下のとおりです。
地点名
調査の状況
苫小牧沖地点 平成21年度及び22年度に地質構造を調べるために3次元弾性波探査を実施しました。また、平成22年度及び23年度には、地質評価を行うため、調査井を掘削し、貯留層として有望な地層の岩石試料(コア試料)を採取しました。
現在、こうした地質調査で得られたデータや採取したコア試料等を用いて、地質評価を実施中です。また、これらの取組みに並行して、平成20年度からは、実証試験に必要となるCO 分離回収設備、輸送設備、圧入設備の概念設計や基本設計などを実施中です。
勿来・いわき沖地点 平成20年度から22年度にかけて、過去の天然ガス田の開発により取得したデータを活用して貯留層の評価を行いました。また、平成20年度から22年度にかけて、実証試験に必要となるCO 分離回収設備、輸送設備、圧入設備の概念設計等を実施するとともに、平成21年度には、海底パイプライン敷設の可能性を検討するためのパイプラインルート調査を実施しました。

(平成23年3月11日に発生した東日本大震災を受けて、本地点でのCO 圧入に必要な調査は、当面取りやめとしています。)
北九州沖地点 平成22年度にボーリング調査を実施し、貯留層として有望な地層におけるコア試料を採取しました。
現在、重力調査を実施するとともに、これまでに採取したコア試料等を用いて、地質評価を実施中です。
委託元
事業名
事業形態
実施時期
内容
(独)新エネルギー
・産業技術総合開発機構(NEDO)
「発電からCO 貯留に至るトータルシステムのフィジビリティー・スタディー」 委託事業 平成20年度~22年度 福島県いわき市にある石炭ガス化複合発電(IGCC)実証機から排出されるCOを、生産終了したいわき沖ガス田に貯留するトータルシステムとしてFSを実施。
経済産業省 平成20年度「二酸化炭素地中貯留技術研究開発」(実証試験に適する地下帯水層等に係る評価技術開発) 補助事業 平成20年度 CCS実証試験に適すると考えられる候補地点の絞り込みを行い、多様なベンチマークを経てエンジニアリング・スタディ、断層調査、海洋環境調査検討、CO 漏洩研究、経済効果検討を実施し、複数候補地の総合評価を行うとともに今後の展開を提案。(候補地点は複数)
経済産業省 平成20年度「二酸化炭素削減技術実証試験委託費」 委託事業 平成20年度~21年度 ①パイプラインルート調査
②3D弾性波探査 等
経済産業省 平成21年度「二酸化炭素削減技術実証試験委託費」 委託事業
平成21年度~22年度
①調査井掘削
②実証試験設備の検討
③拡張3D弾性波探査
④ボーリング調査
⑤法規制対応、安全性評価に係る調査、検討 等
経済産業省 平成22年度「二酸化炭素削減技術実証試験委託費」 委託事業
平成22年度
①調査井掘削
②設備設計準備
③法規制対応、安全性評価等に係る調査、検討
④社会的受容性に係る調査、検討 等
経済産業省 平成23年度「二酸化炭素削減技術実証試験委託費」 委託事業
平成23年度
①調査井データの解析・評価
②設備の実証試験事前検討
③法規制対応、安全性評価等に係る調査、検討
④社会的受容性に係る調査、検討 等
   
    					             		     平成23年8月19日現在
    
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